十二指腸潰瘍の治療方法

十二指腸潰瘍の治療方法

十二指腸潰瘍の治療方法には、安静療法、食事療法、薬物療法、手術療法などがあります。

まず、十二指腸潰瘍の原因の一つであるストレスを取り去るために、心身を安静にする安静療法。
仕事を休むなど、不規則な生活をやめてゆっくり生活をすることで潰瘍の回復を助けてくれます。
食事療法では、胃に負担をかける食事を避け、胃の運動や胃液の分泌を抑える食事を心掛けます。
香辛料やコーヒー、炭酸飲料、高カロリーの食事は控えて、よく噛んで食事をします。

逆に、胃液の中和作用が強い豆腐や白身魚、胃の粘膜を保護してくれる牛乳などがおすすめです。
薬物療法では、胃液の分泌を抑えるヒスタミンブロッカーという薬や、酸分泌抑制薬であるプロトポンプ阻害薬、胃液を中和する薬、防御機能を助ける薬、精神を安定させる薬などを服用します。

また、最近では、十二指腸潰瘍の原因にピロリ菌が深く関係していることから、エヌセッドという薬を服用してピロリ菌を除菌する治療も行われています。
手術療法は、内視鏡などを使って止血できない出血や穿孔性潰瘍、幽門狭窄などの重症な場合に対してだけ行われるでしょう。
十数年前までは、十二指腸潰瘍の治療は手術療法が一般的でしたが、胃液の分泌を抑える薬の出現により、現在はあまり行われていないのが現状です。

十二指腸潰瘍のほとんどは、2〜3ヶ月の治療で治りますが、再発しやすいという特徴があります。
治療を行うにしても、再発を予防するにしても、患者本人の意識がとても重要になります。

日常生活や生活環境を見直して、規則正しい生活を送ることが十二指腸潰瘍の治療の近道となります。