十二指腸潰瘍の症状

十二指腸潰瘍の症状

十二指腸潰瘍の代表的な症状に腹痛があります。
右上腹部や背中が痛む場合がほとんどです。

十二指腸潰瘍の痛みは鈍い痛みで、みぞおち辺りを押されると痛みが増します。
食事と食事の間や夜中などの空腹時に痛むことが多いと言われています。
空腹時は胃酸の分泌が多くなり、その結果、自ら分泌した胃液によって粘膜や潰瘍をも消化し、痛めてしまうのです。

食事中や食後は、胃の中に食べ物があるため、胃酸の濃度も薄くなり、痛みを感じることは少ないでしょう。
痛みを感じた場合には、食事をとることで、一時的に痛みを緩和させることができます。

他にも、背中に突き抜けるような痛みを感じたり、吐き気、食欲不振、体重減少、胃液の分泌量が多い人だと胃液が食道に逆流することで胸焼けを起こすこともあります。
十二指腸は背中側にあるため、放散痛として背中や腰が痛むのも、十二指腸潰瘍の特徴の一つといえます。

また、潰瘍が深いと、吐血や下血などといった症状を伴うこともあるでしょう。
一時的に多く出血すると口から血を吐きますが、十二指腸潰瘍による出血は日々少しずつ出血が続いていることが多く、本人すら気づいてない場合がほとんどです。

この場合、ヘモグロビンが酸化して黒くなり、便と混ざって真っ黒なタール便と呼ばれる便となることが多いと言われています。

また、一時的な痛みだから大丈夫、痛みが弱いから大丈夫などということもありません。
十二指腸潰瘍でも全く痛みを感じない人もいます。

発症していることに気づかないまま、どんどん進行して穿孔性潰瘍となり、いきなりの強い痛みで十二指腸潰瘍に気づく人も少なくないのです。